Fiddler

[English]

HTTPパケットをキャプチャできるツール。
下図のように、WEBブラウザがサーバに対してどのようなリクエストを送信し、どのようなレスポンスを受信しているのかを確認することができる。
また、HTTPリクエストおよびレスポンスを改ざんすることもできる。

 

■HTTP通信の確認

基本的な使い方は、下図の通り。
(1)画面左ペインに、HTTP通信が表示されるので、確認したい通信を選択
(2)画面右ペインで、”Inspectore”タブを選択する
(3)”Raw”を選択する
(4)画面右側上段に、HTTPリクエストの内容が表示される。
(5)画面右側下段に、HTTPレスポンスの内容が表示される。

 

 

■HTTP通信の改ざん

(1)下図のように、Rules -> Automatic Breakpoints -> Before Request を選択すると、
HTTPリクエストを送信する前に、Fiddlerが保留するようになる。
(2)ブラウザ操作で、HTTPリクエストが送信される際に、Fiddlerがリクエストを保留するので、
変更したいリクエストをリストから選択。
(3)HTTPリクエストの内容を変更する。
(4)Run to Completionボタンを押す。

全てのリクエストの送信が保留されるので、変更する必要がない通信も、上の操作で Run to Completionボタンを押す必要がある。

 

 

■Fiddlerの結果をJMeterに利用する

(1)Fiddlerでキャプチャした通信を Exportする。


(2)JMeterで、(1)のファイルをインポートする。

インポートすると、親切にも一般的なWEBアプリケーションのテストでほぼ確実に必要なCookie Managerが初めから設定される。またView Result Tree も設定されているので、すぐに確認できるのも親切。ただ、スレッドグループが初めから 10スレッドなどになっているので、動作確認には向かない。まずは、スレッドを全部1にして、インポートしたシナリオが動くことを確認するのがいいと思う。